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港南区・栄区版 公開:2017年5月4日 エリアトップへ

芹が谷の院内保育園 待機児童解消へ 一般受入れ 県立病院機構で初

社会

公開:2017年5月4日

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竣工式でくす玉を割る園児たち
竣工式でくす玉を割る園児たち

 地方独立行政法人「神奈川県立病院機構」が保有する港南区芹が谷の土地に院内保育施設「なかよし保育園」が建替え移転し、先月25日に竣工式を迎えた。待機児童問題を受け、同園は同機構の院内保育園として初めて一般にも門戸を開き、保育受け入れを開始した。

 なかよし保育園が移転新築したのは、県立精神医療センター(港南区芹が谷)に隣接する土地。同センターは老朽化に伴って2010年度から総合整備が進められ、現在の同センターは14年12月に新設した。同園の建替えはこうした総合整備の締めくくりとして位置づけられている。

 同園は従来、精神医療センターと同じく県立病院機構の運営する県立こども医療センター(南区六ツ川)で働く職員のための施設として運営されてきた。だが昨今の待機児童問題を受け、今回の新築を機に地域住民など職員以外にも入園受付を開始することとした。「病院は地域のためにあるもの。できることがあるなら少しでも役に立ちたい。状況を見つつ他施設でも一般開放を視野に入れていきたい」と同機構の土屋了介理事長は話す。

 先月25日の新園舎竣工式には地元の県議会議員や港南区福祉保健センターの担当者のほか、設計や施工に携わった関係者などが出席。在園児7人も出席して、歌と楽器演奏で新園舎の完成を祝った。精神医療センターの岩井一正所長は「子どもたちの明るい声が響くことは患者にも良い影響を及ぼし、病を克服しようとする姿は園児たちの情操を養う助けにもなるのではないか」と期待を寄せる。

 新園舎は敷地面積約970平方メートルで延床面積は約420平方メートルの鉄骨造平屋建。施工を手がけたのは(株)湘南営繕協会(最上重夫代表取締役)。

 園の定員は60人で、現在は1歳から5歳まで26人が在園。一般募集では現在、1歳2人、2歳2人、3歳2人の計6人の受け入れ態勢がある。保育時間は月曜から金曜の午前7時から午後7時までで、別料金で延長保育(10時まで)にも対応。月額6万円で、食事代や教材費は別途。問い合わせは保育園担当(【電話】045・822・0241)へ。

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