「致命的な事故やケガは、原因を究明することで予防できる」という考えのもと、地域ぐるみで安全・安心なまちづくりに取り組むまちのことを指す「セーフコミュニティ」。栄区で「栄区セーフコミュニティ推進協議会」が先月27日に開かれ、来年に迫る再認証へ向けて昨年度の振り返りなどが行われた。
セーフコミュニティは世界保健機関(WHO)が推奨する国際認証で、栄区は2013年度に行政区としては全国で初めて認証を取得。「こども安全対策」「スポーツ安全対策」「児童虐待予防対策」など9つの分科会を設置して、安全・安心なまちづくりのために活動を行っている。
5年ごとに再認証が必要なため、栄区では18年度が再認証の年にあたる。18年度上半期中に本審査が行われる予定で、今年9月には海外の審査員による事前指導が行われる。
同協議会には地域住民や関連団体の代表者、各分科会のメンバーなどが参加。再認証までのスケジュール確認や今年度展開していくプロモーション活動などを解説したほか、各分科会が昨年度に行った活動などが報告され、再認証へ向けて情報を共有した。
また、昨年区民を対象に実施したセーフコミュニティに関するアンケート結果も紹介され、約4割の区民が何らかの形でセーフコミュニティを認知しているという結果となった。自由記述欄には「安全・安心を感じながら生活ができている。引き続き推進してほしい」という意見が出た一方で、「もっと積極的にアピールしてほしい」という要望も多く上がった。
再認証に向けて栄区の小山内いづ美区長は「皆さんときめ細かく意見交換できる場を通してセーフコミュニティを充実させていきたい」と話した。
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