港南消防署と港南消防団の連携による初の遠距離送水訓練が9月30日、港南区にある平戸永谷川遊水地で実施された。
署員30人、団員54人が参加。訓練は震災などで消火栓が使用できない非常時に平戸永谷川から取水し、火災を消火する想定で進められた。消火用水は消防団が可搬式ポンプで吸い上げ、65㎜ホース4本を使用し集水媒介金具に結合。その後、重量約25kg、1本が20mある口径100㎜ホースを30本つなげて600mに延長し、中継送水した。用水は遊水地広場に設置した簡易水槽2器にいったん溜められた後、消防隊員によって放水された。
訓練開始から放水までに要したのは約1時間。訓練終了後、同団の大津政美団長は「時間はかかるが、設置できれば大災害には活用できるはず」と期待を込めた。同署の秋元雅彦署長は「有意義な訓練だった。万が一の際は、団のサポートが必要」と話していた。
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