栄区内にある高齢者施設や障害者施設、栄区役所、栄区社会福祉協議会、地域ケアプラザなどによるイベント「第9回さかえ福祉フェスタ」が7日、本郷台駅前広場で開催された。主催は同実行委員会。
同イベントは栄区社協の高齢者支援分科会を中心に障害者や子育て、地域に関わる各団体・施設による催し。高齢者施設の課題である人材不足を解決しようと、9年前に始めた。
実行委員長の山田達也さん(特別養護老人ホームライフコートさかえ施設長)は「人材確保のため当初は就職相談会などを企画していたが、試行錯誤を重ねて、施設の存在を少しでも地域に知ってもらおうと、お祭りに変えていった」と話す。
模擬店も開いて多くの人に来てもらうため、障害者施設の協力などを得て、4年前に開催場所を公会堂から駅前広場に移動した。
今年は区内の高齢者施設9カ所と障害者施設3カ所が参加。開催直後には小田原市から参加した、よさこいチームの「伊澤屋」が中央のステージでにぎやかなパフォーマンスを繰り広げ、会場を盛り上げた。各施設による軽食の模擬店や作業製品などの販売のほか、仕事紹介や健康相談のコーナーも設けられ、家族連れや関係者らでにぎわいを見せていた。
また、今年は近隣の県立柏陽高校から吹奏楽部、合唱部、軽音楽部も初参加し、ステージを披露した。
実行委員長の山口さんはイベントについて「実際に目的である人材確保までつなげていくのは難しい部分も多いが、施設を知ってもらうためにも続けていくことが大切。若年層だけでなく、子育てが一段落した方やシニアの方にも目を向けてもらえたら」と期待を込めて話していた。
|
<PR>
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>