日本共産党 横浜市会議員 みわ智恵美 市政報告 消防・救急の職務環境向上を
先月20日まで開かれた昨年度の決算特別委員会で、私は交通局、市民局、文化観光局、消防局に対して質問をしました。
バス停上屋の整備を
港南台駅の駅前バスターミナルにある降車専用のバス停には上屋がなく、雨の日には高齢者や子ども連れの人たちも濡れながら急ぎ足で駅に向かいます。さらにこのバス停は車いす利用者のための乗車場所(市営バス専用)にも指定されているのです。
これに対し、上永谷駅や鶴見駅西口のバスターミナルは上屋があります。港南台駅についても同様の上屋整備を求めて質問をしたところ、平原副市長は「個々の状況に応じてオール市役所でご相談に応じたい」と答えました。
すべての人に優しい横浜のまちづくりとして、積極的に取り組むべきです。
公共施設の利用料
市内18区で117館を数える「コミュニティハウス」は各地域に整備され、平均利用者は年々増加傾向にあります。この現状について局長は「地域の方々に愛していただき、コミュニティの継続に寄与できる」と評価しました。
少子高齢化の中でさらにその役割は重要になると考えられるので、私は今後も引き続き無料で利用できるよう求めました。
また横浜文化体育館(中区)は再整備が進められています。新たな文化体育館はメインアリーナとサブアリーナの2館を整備し、サブでも現在より800平方メートル広くなります。
市民利用がこれまで以上に活発になることを望みますが、利用料金が実質的に値上げすることが懸念されます。
市民利用施設は料金面でも市民が使いやすいものでなければなりません。
夜間救急の実態調査
消防署員の職務環境は市民の安全安心に直接つながります。私は夜間救急の実態調査のため、9月に港南消防署で夜7時から13時間泊まり込みました。
特に注目したのが「消毒室」です。患者の血液などが救急服等に付着した時に、救急隊の感染防止のための洗浄や消毒が不可欠です。しかし、区内には港南消防署にしか設備がないため、4か所の出張所の隊員は港南署か協力医療機関の施設を経由しています。
一刻を争う中で食事もまともにとれず、ひっきりなしに出場する隊員の勤務実態を目の当たりにしました。
隊員の負担を軽減すること、ひいては「安全な救急活動」に向けて消毒室の整備が急がれます。
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