花で2つのまちをつなごう――。港南区と戸塚区の区界周辺にある日限山中学校と日限山小学校、南舞岡小学校、ひぎり連合自治会、舞岡地区連合町内会自治会の5団体が先月28日、街中に花植えを行った。区を越えて3校と両連合自治会が協働でまちづくり活動を行うのは初めて。
港南区にある日限山中学校の通学区域には日限山小学校と戸塚区の南舞岡小学校があり、中学校区が行政区をまたいでいる。今回の花植えは、両地域の交流や世代間交流を図ろうと企画したという。
この日は児童・生徒と地域住民ら200人以上が参加。両地域の住民が目に触れやすいこと、水やりの管理がしやすいことなどを理由にプランターを置く地点を14カ所を選定し、各学校や地域内のバス停、交差点、施設など各地で作業に取り組んだ。
日限山小学校では1年生の児童が教員や自治会メンバーの手ほどきを受けながらプランターづくりに挑戦。児童たちは、重たい袋を持ち上げてはプランターに土を盛り、丁寧にパンジーを植え付けた。女子児童のひとりは「みんなと協力して上手にできてよかった」と笑顔を見せていた。
港南プラザ交差点近くで作業に取り組んだ南舞岡小学校3年の男子児童は「他の学校との交流が出来て協力し合う力がついた。ここで学んだことを他の教科にもつなげたい」と話した。
「簡単なようで簡単ではない取り組み。世代間交流の機会はこれまで少なかったので、参加した人は大変喜んでいた」と舞岡地区連合町内会自治会の築地進会長。
ひぎり連合自治会の齋藤史明会長は「街中がきれいになって良い試みだと思う。これから毎年続けていければいい」と話している。
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