第37回港南区社会福祉大会が先月30日、ひまわりの郷ホールで開かれ、区内の福祉活動に携わる関係者200人以上が一堂に会した。「『おたがいさま』の地域づくり」をテーマに講演会や活動報告があり、福祉施設の車両を活用した外出支援のあり方について話し合われた。主催は社会福祉法人横浜市港南区社会福祉協議会と港南区役所。
第一部では地域福祉のために活動した個人・団体の表彰式があり、ボランティア活動功労や地域活動功労、金品寄付功労で29個人・11団体が表彰された。
第2部の基調講演では川崎市麻生区の特別養護老人ホーム金井原苑の苑長を務める依田明子さんが登壇。施設の車両を使った高齢者の外出支援の取組を紹介した。依田さんは「『デイサービスの車は昼間空いていてもったいない。地域に活用してほしい』という声を聞いたのがきっかけ。大事なことは実践を積み重ねること」などと話した。
同苑がある麻生区片平地区では地域の運転ボランティア約10人が車両を使ってサロン活動がある福祉施設への送迎を行っている。年間35回のペースで実施し、2010年から現在まで利用者は延べ1500人に上るという。
また介護事業所の車を活用した買い物ツアーの活動報告もあり、参加者たちはメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。
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