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港南区・栄区版 公開:2017年5月18日 エリアトップへ

港南アール法律事務所の代表弁護士でかながわ若手弁護士の会の代表に就いた 高栁 良作さん 港南区丸山台出身 34歳

公開:2017年5月18日

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前を向いて活躍の場を

 ○…かながわ若手弁護士の会は、弁護士登録10年目までの「若手」弁護士からなる任意加入団体として2008年に設立された。神奈川県弁護士会所属の若手の多くが加入し、和気あいあいとした雰囲気の中で研修や情報交換を通じた交流を図っている。これまで同会で幹事長や副代表などの役員を歴任し、登録9年目の今年、代表に就いた。「特に独立した若手弁護士は、孤立して悩むことも少なくない。タテ・ヨコの関係を築いていけたら」

 ○…近年の司法制度改革で弁護士の数は急増した一方、民事裁判の事件数は減少傾向で、弁護士の平均年収も右肩下がりだという。取り巻く現状は決して明るくないが、「それをただ憂うばかりでなく、互いに研鑚しながら活躍の場を増やしていけたら」と前を向く。同会では裁判官を招いての講演会や検察官との交流、意見交換のほか、横浜スタジアムで共に野球観戦を楽しむこともある。

 ○…刑事裁判の傍聴をきっかけに、弁護士を志した。大学2年時から受験勉強を始めたが、友人たちが就職していくなかでの時間は、「マンホールの下にいるような閉塞感で、ふたを開けようと必死だった。若くて無謀だったからできたのかも」。明治大学法科大学院を卒業した2007年に念願の合格を果たし、5年目に地元・上大岡で独立した。「第一は信頼関係。言いにくいことも、伝えるべきことは伝えないと結局その人を不幸にしてしまう」。追い求めるのはいつでも依頼者にとっての最善策だ。

 ○…新しいことは「まずやってみる」のがモットー。同じ弁護士として働く妻からは、「挑戦する姿勢を認めてくれている反面、『早く帰ってきなさい』とよく叱られます」。週1日の休みに2歳の愛娘を追いかける時間は仕事を忘れられる束の間のひととき。「地域に必要とされる、社会資源のような弁護士になりたい」。穏やかな口調で力強く、地元への貢献を誓う。

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