先月28日に行われた中学柔道の神奈川県総体で、栄区の飯島中学校柔道部に所属する市原純怜(すみれ)さん(3年)が40kg級で初優勝し、同じく板橋あかりさん(3年)が48kg級で3位に入賞した。
今年1月の県新人戦でも、市原さんは準優勝、板橋さんはベスト8(いずれも同階級)という好成績だったが、最後の夏にそれを上回る活躍を見せた。
準決勝で市原さんは、新人戦決勝で敗れた相手と再戦。「2度は負けたくない」という思いで積極的に前に出ると、内股で一本勝ちを収めた。続く決勝では3分間で決着がつかない接戦だったが、延長に入って釣込腰(つりこみごし)の技ありで試合を決めた。市原さんは「2年生で市大会を優勝し、3年生では県での優勝を目標にしてきたから嬉しかった」と喜びを語った。
一方の板橋さんも準決勝で新人戦の時に敗れた相手との再戦となった。「対策もして臨んだけれど、思うようにはできなかった」と悔しさをにじませたが、「高校でも柔道を続けていきたい」と明るく話した。
体幹強化で経験者に対抗
同部は2013年に創部したばかりで今年5年目。市原さん、板橋さんを含めほとんどが中学から始めた「初心者」だという。
技術で経験者に対抗するのは難しく、同部は体幹の強化に重点を置いて、練習量をこなしてきたという。顧問の山手昭人教諭は「初心者から始めた子が県大会上位に入ることはあまりない。2人ともごく普通の子だけど、身体は強く、前に出る柔道ができる。頑張ってきたからこそ」と称えた。
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