横浜市立本郷特別支援学校(栄区小菅ヶ谷・小林靖校長)で「防災の日」の9月1日、日本赤十字社神奈川県支部による保護者と教職員を対象とした防災教育授業が行われた。同支部が保護者向けに授業を行うのは今回が初めて。
同校は、主に知的障害がある小学生から高校生約175人が在籍。児童生徒への防災教育授業は理解に難しさを伴うこともあるため、保護者を対象に年1回、防災の日に合わせて教員主導で実施してきた。
日赤県支部では2015年度から、独自の防災教育プログラム教材を県下の学校に配布し、生徒らを対象に授業を展開。今回は同校の依頼で実現したもので、講師を務めた事業部青少年・ボランティア課の内田直人さんによると「保護者対象は初めて」だという。
当日は保護者と教職員21人が参加。内田さんは8年間救護課に在籍し、被災地で救護活動にあたった経験があり、授業では実際に内田さんが撮影した被災地の写真なども展示。街中に設置された防災マークの標識を見せ、「意識することで、今まで見ていたものが変わってくる」とし、防災に対する個人の意識が大切であることを強調。非常持出用具のアドバイスなどもあった。
参加した保護者は「今回のような機会は参加しやすい。改めて自宅内を防災に向けて見直したい」と話していた。小林校長は「地震は想定外に発生するので、最も恐ろしい。課題も多いが、さまざまな災害に応じた訓練を重ね、計画を考えていきたい」と話していた。
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