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最新号:2012年2月 2日号
2010年6月17日号
○…横浜市の若者の自立支援を行っているグループ「市民で創るヨコハマ若者応援特区実行委員会」の代表として、政府に対し「若者応援特区」の申請を行った。「この特区構想は、若者支援に限らず、介護、雇用、自殺など日本社会がかかえる様々な問題に対応できるものだ」と胸を張る。横浜から発信されたこのムーブメントは、全国で注目を集めている。
○…千葉県出身。小学校では『キャプテン翼』にあこがれ、サッカーに夢中になった。中学生になると『スラムダンク』に感動してバスケ部に入部。「影響されやすいタイプみたいですね」。時折見せる笑顔が周囲を和ませる。和光大学卒業後、楠の木学園のボランティアスタッフとして、発達障害や不登校の人たちと携わる。そんな生活の中で「養護学校の教員資格を得たい」という感情が大きくなり、一念発起して千葉大の特別専攻科を卒業。晴れて、君津市の養護学校に赴任が決まった。
○…「着任して早々、教育現場の現状を知らされた」。夢と現実の狭間で葛藤していた矢先、神奈川県と楠の木学園との「引きこもり支援」での協働事業が決定。事務局長の話が舞い込んできた。悩んだあげく、活躍の場を求めて横浜へ。ニーズが多く、当初の計画を前倒ししてまで取り組んだのが『居場所作り』だった。数人で始めた月1回の夜食会も、1年後には、30人が参加するまでになった。「参加者の成長していく様を見て、就労支援の必要性を痛感した」。
○…現在はNPO法人の理事長として、若年無業者向けの「よこはま若者サポートステーション」と、不安定就労者向けの「ユースポート横濱」を運営。多忙な生活を支えるのは、奥さんと愛犬、そして12月に生まれてくる赤ちゃんだ。「行政が独占している若者支援の権限を、官民融合で効率的に対応できる環境にしていきたい」。強い口調から、熱い思いを感じた。