学校図書館のよりよいあり方について考える講演会が12日、かながわ県民センターで開かれた。市民団体「学校図書館を考える会・横浜」が総会にあわせて企画したもので、図書館関係者ら25人ほどが参加した。
当日は、文科省の新教育実践校に選定された東京都狛江市の緑野小学校司書教諭で市内在住の田揚江里さんが、魅力あふれる多角的な図書館づくりを続ける同校の実践について、スライドを交え詳しく紹介した。
報告の中で田揚さんは、同校でも初めは図書館が「引っ込んだ存在」でしかなかったと指摘。その上で、司書教諭である田揚さんと学校司書、学級担任がタッグを組んで粘り強い活動を進めた結果、学校図書を軸とした活動が教育活動全体に影響を与え、子どもたちと教員の日常を劇的に変えていった状況が説明された。
「考える会」では、緑野小の実践を横浜でも生かし、子どもたちのための充実した学校図書館づくりに取り組みたいとしている。
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