被災地の復興と横浜の活性化などを目的に「東北復興まつり」が6月25日(土)と26日(日)、横浜公園で開催される。当日は東北地方の生産者を招き、被災者自ら特産物や名産料理を販売するほか、多彩な催しが行われる。
外食店経営者が企画
今回のイベントは、県内の外食店経営者11人の有志で結成された「かながわ11(イレブン)」の活動の中から生まれた。同メンバーは震災後、宮城県名取市で「元気屋台村」を企画し、被災者へプロの料理を振舞うなどの支援活動を行ってきた。
かながわ11の発起人でもあり、今回の東北復興まつり実行委員長も務める近藤一美さん(株式会社エイト代表取締役)は、現地での炊き出しを通して被災者の笑顔に触れ、「食の原点ってこういうことなんだと改めて思った」と振り返る。近藤さんが、支援活動をする中で気づいたのは、復興支援が新たなステップを迎えていること。「被災地が被災地である状況から抜け出すきっかけになれば」と、農産物や特産品の販売場所やルートを失った生産者らの販売機会や雇用を創出する今回のイベントに繋がった。「一般的なチャリティーイベントではなく、被災地の生産者らが直接、販売をすることで、来場者とのふれあいも生まれる」と近藤さん。当日は、宮城・岩手・福島・茨城から200人以上の生産者が、特産品や名物料理の販売を行う予定。イベントの収益は、被災者自身の売上げとなるほか、協賛ブースの売上げの一部は被災者の出展等に関わる宿泊費、交通費等に充てられる。
多彩なイベントも
6月25日(土)(午前11時〜午後9時)、26日(日)(午前11時〜午後6時)ともに横浜公園で入場無料。少雨決行。東北の物産展・名産料理販売のほか、大震災の真実を伝える写真展や被災者の体験談コーナーも。また世界各国でコンサートやコンクールに出場し活躍している「宮城三女OG合唱団」のコーラスやキャンドルナイト、かながわ11の「元気!屋台村」も出展する。後援は神奈川県、横浜市ほか。
同イベントに関する問合せは事務局・(株)エイト【電話】045・810・0010まで。詳細はかながわ11ホームページ【URL】http://www.kanagawa11.com/
|
<PR>
中区・西区・南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>