市民病院 「緩和ケア病棟」を拡充 ベッド数倍増、20床に
横浜市立市民病院(保土ケ谷区)の「緩和ケア病棟」全床稼動がスタートした。
これは、がんの診療機能向上の一環で、病棟全てのベッド(20床)を開床してより多くの患者を受入れようというもの。対象となるのは、抗がん剤や放射線療法、手術による治療の区切りのついた患者や、治療そのものを希望しない人。痛みはもちろん、メンタル面での苦しみを和らげるケアなどが行われる。
同所は「がん診療連携拠点病院」として市民に質の高いがん医療を提供するなど、全国でも有数の体制づくりに取り組んでいる。
「緩和ケア病棟」は平成21年に開設後、これまで10床での暫定運用が続いていた。関係者は「今後はこれまで以上にがん診療連携拠点病院としての役割を果たしていきたい」と話す。詳細問合せは【電話】045・331・1961/横浜市立市民病院(代表)まで。
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