今年も残すところあとわずか。3月の東日本大震災に大きな影響を受けた1年ではあったが、明るいニュースも数多くあった。本紙で取り上げた記事の中から今年の中区・西区のこの1年を振り返る。
東日本大震災がもたらした地域への影響
【3月17日号】中区でも震度5強
国内の観測史上最大のM9・0を記録した東日本大震災。中区山手町では震度5強を記録するなど、市内各地で壁の崩落や地割れなどの被害が見られた。
【6月30日号】節電の夏、官民一体
東京電力福島第1原発事故の影響による電力の供給不足が懸念された今夏。市内の各区役所では昼食時間を1時間遅くする「ランチシフト」や消灯の徹底で消費電力を削減。また、市内の一部公共施設では7月から9月までの間、平日週1日を閉館する「輪番休館」を実施した。各家庭での節電対策の呼びかけや、打ち水イベントが各地で開催されるなど、官民一体となった節電対策で乗り切った夏となった。
【9月22日号】汚泥埋立てに反発
横浜市は9月9日、放射性物質が検出された下水汚泥焼却灰の南本牧廃棄物最終処分場への埋立て処分をすると発表した。しかし、議会や地元住民への事前の説明がないままに実施をしようとした手法などに、住民や市民団体、港湾・漁業関係者が猛反発。それを受け、林文子市長は9月14日に「埋め立て凍結」を表明せざるを得ない状況となった。
【4月14日号】現職が議席守る
横浜市議会議員選挙と神奈川県議会議員選挙は4月10日に投開票が行われた。中区、西区の市議選は現職がいずれも議席を確保。一方、中区県議選は自民党の新人がトップ当選を果たし、西区県議選では自民党現職が2選を決めた。
【6月16日号】宇宙の”先輩”にエール
本牧出身の宇宙飛行士、古川聡さんの乗ったロシアのソユーズ宇宙船が6月10日、国際宇宙ステーション(ISS)とドッキング。この様子は古川さんの母校・間門小でも生中継され、全校児童はその瞬間を見守りエールを送った。古川さんは11月22日に無事帰還し、5ヵ月半に及ぶ宇宙での長期滞在を終えた。
【7月14日号】ジブリ最新作『コクリコ坂から』 公開
横浜を舞台としたスタジオジブリの最新作『コクリコ坂から』が7月16日に全国で公開。劇中にはホテルニューグランドや山下公園、桜木町駅など中区内の風景も数多く登場した。
【12月15日号】悲願のJFL昇格
横浜(中区)を拠点に活動するサッカークラブYSCC(横浜スポーツ&カルチャークラブ)が12月2日から4日に行われた全国地域リーグ決勝大会の決勝ラウンドで優勝し、悲願のJFL昇格を決めた。
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