国指定名勝の三溪園(中区本牧)で、春の訪れを告げる紅白の梅が開花した。現在は三分咲きで、同園によると2月末が見ごろだという。
園内には約600本の梅の木があり、その多くが白色。同園のシンボル的存在である「臥竜梅(がりょうばい)」や、横浜市の友好都市、上海から贈られた「緑萼梅(りょくがくばい)」などが知られる。「臥竜梅」は日本美術学院創設者の1人、日本画家の下村観山の作品「弱法師」の題材になったとされる。
三溪園の梅は、本格的な日本庭園として整備された1908年当時に杉田や川崎の小向、東京の蒲田から移植されたもので、2千本にも及んだ。
今年は、同園を所有し管理運営する公益財団法人「三溪園保勝会」が設立60周年ということもあり、6月には重要文化財建造物10棟の一挙公開なども企画されている。
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