保全し活用される＝市提供
「旧神奈川県産業組合館」（中区海岸通１の２の２）がこのほど、横浜市歴史的建造物として認定された。
この建物は、現在の農協の前身にあたる「神奈川県産業組合」の本部事務所として１９３８年に建てられた。鉄筋コンクリート造の３階建で、意匠はシンプルな近代建築。柱形を上下に通した垂直性の強調など、簡略化した古典主義的なデザインは、30年代の建物の一つの典型。現在、壁面を一部保存しながら外観の復元作業が行われている。
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