神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2013年9月19日 エリアトップへ

中区の救急不取扱件数 市内平均の3倍に 酩酊者が搬送を辞退

社会

公開:2013年9月19日

  • LINE
  • hatena
中区内の救急出動件数と不取扱件数
中区内の救急出動件数と不取扱件数

 関内・関外地区で、救急出場したものの病院搬送を辞退される、いわゆる不取扱の件数が増えている。酩酊者が搬送を断るなどが主な原因で、中消防署では「本当に救急車が必要な人のためにぜひご協力頂きたい」と話す。

 中区の昨年の救急出場件数は1万4180件で市内全体の8・3%、過去10年にわたり市内トップとなっている。その中で不取扱件数は3438件で、市内1区あたりの平均1252件の3倍近くになっている。

 不取扱件数全体のうち、関内・関外地区でのものが2969件、86%を占める。不取扱の事例として、酩酊状態で店で寝てしまい、心配した店員が救急車を呼んだが「誰が救急車を呼んだ」と救急隊員が怒鳴られたなど、酩酊者の扱いでトラブルになる例が多い。

 中消防署では「限りある救急車を本当に必要な人に向かわせるためにも、不取扱件数を何とか減らしたい」と、9月の「救急の日」キャンペーンに合わせて繁華街の伊勢佐木町や野毛のほか、寿地区などで注意喚起のチラシを配り、飲みに行く人や飲食店の店員らに協力を依頼してきた。

 中消防署の小野和夫署長は「もちろん酩酊状態で救急搬送が必要な場合もある。周りの方も救急車を呼ぶ前に一声掛けるなどして、確認して頂けたら」と呼びかけている。

注意喚起のチラシを配る署員ら
注意喚起のチラシを配る署員ら

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

連携で火災被害最小限に

南区の小中学生

連携で火災被害最小限に

冷静対応、消防署が感謝状

4月4日

「今昔かるた」が完成

西区

「今昔かるた」が完成

歴史や魅力の発信へ

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook