ボランティア仲間らが盛大に祝福した
西区みなとみらいの日本丸メモリアルパーク内に保存展示されている帆船日本丸の船上で11月10日、結婚式が行われた。
新郎の尾高信明さん（33）と新婦の松尾純子さん（39）＝ともに金沢区在住＝は、同船の管理を手伝う市民ボランティア団体「かもめ会」のメンバー。通常は船上での結婚式は受付けていないが、同船を管理する財団の厚意で、１９８９年からボランティア関係者に限り式が執り行われるようになった。今回で17組目、約７年ぶりだという。
当日は親族や友人、ボランティア仲間ら約１３０人が見守るなか式が行われ、立会人となった日本丸の山本訓三船長は「海は穏やかな時もあれば嵐のときもあります。どのような時も手を取り合って末永くお幸せに」と祝辞を送っていた。
公務員の尾高さんは８年前から同会で活動しており、松尾さんが入会した一昨年にふたりは出会った。尾高さんは「出会いのきっかけになった日本丸で挙式ができ、言葉にならないほど嬉しい。今後も可能な限り活動に参加したい」と感無量な様子で語った。
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