採れたての野菜を食べてもらおうと、スマートフォンで野菜直売所を探すことができるアプリを、このほど、インターネット関連業務の堀尾タモツ事務所(西区霞ヶ丘)が開発した。
この「横浜とれたて野菜マップ」アプリは、アイフォーン向けで、現在地から一番近い野菜直売所を探す機能を持つ。現在、泉区のみに対応している(54の直売所を紹介)。
地図情報と位置情報を活用したシンプルなもので、機能としては珍しいものではないものの、同社代表の堀尾保さん(46)は「食べる人が、食の安全・安心を直接確認できる、そのきっかけづくりのツールにしてほしい」と企画意図を説明する。
これまで農業とは無縁だった堀尾さんが、そこに関心を持ったのは昨年。仕事関係の知人に農家がいたことがきっかけだった。「横浜市は、農業がさかんなことに気づいたんです」。その後、インターネットで農家と消費者をつなぐことを模索し始め、まずは現場を知ろうと半年前から自身が住む泉区で農業ボランティアに参加。「とても楽しい。農業は野菜だけでなく、風景も作っていることを知った。ほっとできるそういった風景が近くにあることは財産」と話す。
今後は、同アプリで紹介する農家の取材を進め、5月ごろまでに動画発信など内容の充実化を目指す。
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