中区の大鳥中学校にこのほど中南米からの留学生が4日間訪れ、授業や部活動への参加のほか、1月22日には併設するコミュニティハウスで茶道も体験した。
同校は毎年、JICA(国際協力機構)からの要請で中南米からの留学生を受け入れており、今年もブラジルやパラグアイ、ボリビアなどから6人の学生が来校。通常の中学校の活動に加え、より日本文化を知ってもらおうと大鳥中コミハで活動している「千寿会」の協力のもと、10年程前から茶道体験も行っている。
当日、生徒たちはお辞儀の仕方や茶道具の使い方などを丁寧に教わりながら、和菓子とお茶を試食。目の前で練られた濃茶を一人ずつ回し飲むと、そのとろっとしたのど越しと濃い抹茶の味に驚いた様子だった。また一人ひとり薄茶をたてる作法にも挑戦。茶せんを細かく動かし、きれいに泡がたつと嬉しそうな表情をみせていた。
今回ブラジルから参加した日系の中原一男くん(15)は「本当においしかったです」と感想を話し、同じく日系ブラジル人の中川カロリーナさん(15)は「日本文化をたくさん教えてもらえて嬉しかった」と振り返っていた。
|
<PR>
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|