西区の野毛山幼稚園園児による作品展「のげやまワールド」が2月16日、17日に開催され、ランドマークタワーや観覧車などのジオラマが披露された。同園によると景観のジオラマ作りは初めての試み。
野毛山幼稚園は昨年、神奈川県下で実施された一斉防災行動訓練「かながわシェイクアウト」に参加した。その訓練当日に黒岩祐治知事が同園を初訪問。園児は事前に都道府県の位置や知事の仕事について学んだことをきっかけに、自分たちの住む神奈川県や地元横浜に興味を持ったという。
主任の奈良亜樹子さんは「子どもたちは地図への関心がとても強く、作品展のテーマを決めるときも自然と『神奈川県』になりました」と話す。
その後園児たちは作品展に向け家庭や図書館で神奈川県や横浜の有名なものを調べ、ダンボールや牛乳パックなどで作品を製作。担任の保育者は「大人も知らない横浜発祥のものもあったり、みんな夢中で取り組んでいました」と語る。
のげやまワールド当日、年長組の部屋には横浜ならではの景観としてみなとみらいのランドマークタワーや、観覧車などをジオラマで再現したほか、「お店屋さん」も用意。画用紙でつくられた三浦大根や馬車道発祥のアイスクリームなど神奈川の名産品が並んだ。
初日の16日には保護者約400人が訪れ、園児たちの力作に見入っていたという。
お店屋さんの作品はダミーのお金で購入でき、店員としてアイスクリームを売っていた若林大惺くんは「全部売れた。楽しかった」と笑顔で語っていた。
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