みなとみらい線の元町中華街駅と元町商店街で3月14日、震災を想定した中区による帰宅困難者対策訓練が行われた。地域の町内会や消防団をはじめ、警察、消防、交通機関の事業者ら約260人が参加した。
元町中華街駅には約70人が集合。震度5強の地震の想定で、地下4階に位置するホームから乗客を駅員が駅舎屋上のアメリカ山公園まで誘導、その後、一時避難施設である「メルパルク」を目指すという内容。
地震発生とともに、参加者はホームの中央に集まりしゃがむよう駅員が指示した。避難は全て階段、約260段を全員が上った。息を切らせる高齢者の姿が多数みられた。
アメリカ山公園に「一時避難」した参加者を前にあいさつした齋藤直駅長(みなとみらい駅)は「鉄道5社相互直通により、遠方からの来訪者が増えました。安心して遊びに来ることができる元町を目指しましょう」と訓練の重要性を訴えた。中区第二地区連合町内会の松澤秀夫会長は、災害時に向けて「日頃からの体力づくりも必要」と訓練を振り返っていた。当日は午前2時ごろに愛媛県で震度5強の地震があり、参加者の意識が一層高まっていた。
また複数の鉄道会社や警察、消防との情報受伝訓練と、140文字以内の短文投稿サービス「ツイッター」を活用した情報発信訓練も行われた。
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