3月31日午後1時から 国道357根岸線、開通へ
地域の要望が結実
2009年度の工事着工からおよそ5年。地元自治会町内会などが早期整備を求めてきた国道357号根岸地区の本線工事が完了し、3月31日午後1時から運用が開始される。
今回、工事が完了したのは国道357号のうち、中区千鳥町から磯子区新磯子町までの根岸地区区間約3Km。すでに完成している首都高速湾岸線の下に新たな高架橋を架ける2層構造で整備が進められてきた。
同区間には、国道16号と合流する八幡橋交差点や湾岸の大規模工業地帯などが含まれており、並行する山下本牧磯子線では慢性的に渋滞が発生。一部の車両は生活道路にも流入していることから、地元の中区、磯子区の両連合町内会の代表者や港湾関係団体らでつくる協議会が国に早期整備を求める署名を提出するなど活動を続けてきた。
関係者が現地見学
開通に先立つ22日には現地見学会が行われた。磯子区役所での式典で、横浜市の鈴木伸哉副市長が「市ではインフラ整備など骨太なまちづくりを進めており、今回の開通もその一環。また、地元の要望にも応えることができた」とあいさつ。国交省横浜国道事務所の森勝彦所長は「地域の安全性の向上にもつながると思う。31日の通行開始を楽しみにしていてほしい」と話した。
出席者たちはバスで開通前の道路を走行。途中下車し、完成間近の道路を写真に収めたり、出席者同士で記念撮影をしながら、悲願の道路の完成を祝った。
側道工事などは残るが、国道357号根岸地区区間の本線は、3月31日午後1時から通行開始となる。
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