5月14日に中区不老町の横浜文化体育館で第64回「市立中学校総合体育大会」の開会式が行われ、各中学校運動部の代表生徒約2千人が参加した。式典にはバルセロナ五輪の銀メダリスト、池谷幸雄さん(43)がゲストとして招かれ、「練習は嘘をつかない」と生徒たちを激励した。
池谷さんは、1988年のソウル五輪に出場し、種目別ゆかで銅メダル、92年のバルセロナでは同種目で銀メダルに輝いた。現在は、体操倶楽部の代表を務め、後進の指導にあたる。
講演の中で池谷さんは、自らの体操選手としての歩みを振り返り、夢や目標を持つことの重要性を強く訴えた。体操を始めたのが4歳で、五輪に出場したいと意識したのは小学3年生の頃だったという。そこから夢に向かって練習に打ち込んだ。「本番は練習とは違う。いかに平常心で臨めるかが鍵を握る」と指摘し、「そのためにもしっかり練習をして、自信が持てるように」と話していた。また「東京五輪を見据えると、選手は今の中学生世代が中心になる。だからこそ、この大会をはじめ経験を積むことは大事です」と生徒たちに語りかけていた。
総合体育大会は6月28日の野球を皮切りに2カ月にわたり市内の中学生が16種目を競う。
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