ご当地グルメ「B-1グランプリ」の火付け役、一般社団法人「愛Bリーグ」の代表理事、渡邉英彦さんの講演が7月19日、中区で行われた。19・20日に、みなとみらい地区で開催された公益社団法人日本青年会議所「サマーコンファレンス」の一環。
「地域の魅力向上フォーラム」の基調講演を務めた渡邉さんは、2000年に「富士宮やきそば学会」を設立。地元では当たり前だが、外部からは珍しかったご当地やきそばをツールに、街おこしに成功した。
「B-1グランプリ」は、70を超す団体が全国で主催しており、低予算で大きな経済効果をもたらすとして注目されている。昨年、愛知県豊川市で行われたグランプリでは58万人を集客し、経済効果は135億円に上った。
渡邉さんは、富士宮やきそば学会の具体的な取り組みを例にしながら「モノをつくっているだけではダメ。ストーリー性が大切。だからネーミングはとても重要です」と強調。話題性を創出することで報道につなげることができると指摘した。
一方、街おこしのための新メニューづくりなどには否定的。地域に根付いたものでなければ、地域挙げての協力は得られにくいからだという。地域資源を活用したご当地グランプリの仕組みについて、「経済だけでなく地域も活性化する『経済的価値&社会的価値の共有』が果たせるモデルケース」と説明していた。
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