大さん橋に停泊していた日本造船史上最大の客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6千t・全長290m・英国船籍)に7月17日、中区山下町の保育園児が招待された。操舵室などに案内された園児らは、目の前に並んだ機器や窓からの眺めに目を丸くして興奮した様子だった。
客船内への園児招待は初めての試み。6月上旬に、同客船の運航会社プリンセス・クルーズ社(米国)から、日頃、客船の歓送迎行事に協力する保育園児の船内招待の依頼が横浜市にあり、調整の結果実現した。
当日は、「アスク山下町保育園」の園児11人が参加。ホテルのような巨大な船体の内部を巡るとともに、通常、立入できない操舵室にも案内された。船長や船員への質問タイムでは「なぜ船に乗る仕事をしているの」という質問に、外国人の船員が「日本のアニメ『ワンピース』の主役、ルフィにあこがれて」と答え、子どもたちからは笑いが起こっていた。引率した梅原千英利園長は「めったにできない体験でした。ありがたい。船からの眺めは感動しました」と話していた。
「全国クルーズ会議」のメンバーである横浜市は、クルーズの魅力発信を目的としたキャンペーン(7〜10月)の一環として園児招待に協力。林文子市長は、同会議の会長に6月末、就任している。
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