中区・西区版 掲載号:2014年10月30日号

開館60周年を迎えた神奈川県立音楽堂の館長を務める

伊藤 由貴子さん

西区紅葉ヶ丘在勤

『音』への造詣、企画に生きる

 ○…11月3日からの1週間は県立音楽堂の「還暦」を記念し、聲明やオペラに建築見学会、オーケストラなど公演が目白押し。それらの企画にプロデューサーとして携わってきた。「久しぶりに終電でした」と準備に多忙を極める。

 ○…2000年に縁あって神奈川芸術文化財団に席を置き、アシスタントプロデューサーとして最初の任地が音楽堂だった。04年には公演などの企画を統括するプロデューサーに。館長就任は09年4月、耐震工事が終了したタイミングだった。館長兼務として「公演から設備メンテナンスまで仕事は色々です」。財団に転籍する前は、「朝日カルチャーセンター横浜」で講座の企画運営を担当。「茶道、華道、歴史に語学、哲学など様々」と振り返る。「うすーく広い知識です」と苦笑いするも、そこで培った知識が今も生きる。

 ○…鎌倉出身、今も鎌倉に住む。母親が教えていた長唄を子どもの頃から耳にし、音楽は日常生活の一部だった。県立湘南高校では合唱に没頭。先輩には、現在、日本を代表する指揮者の一人、大野和士さんがいたという。大野さんは11月4日に出演するとあって「縁を感じますね」。仕事合間の息抜きはバードウォッチングと旅という。「森と温泉と旅先で味わうお酒が好き」。毎年、北海道礼文・利尻島、そして富山八尾「おわら風の盆」は必ず足を運び、全国各地へ休みを見つけては旅に出る。その地で感じる「静けさ、心地よさ、空気、人」などを味わうのが醍醐味。旅先で感じた『音』をテーマにエッセイも手がけ、『日本音紀行』という本も上梓している。

 ○…「親子三代にわたり音楽堂の思い出を語って頂いたときは、本当にうれしかった」と利用者の声を大切にする。「家族や地域で音楽堂について話し合える、そんな輪を作り続けていきたい」。未来を生きる子どもたちに、心に残る体験を提供するのが館長の大きな仕事の一つだ。

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