中区・西区版 掲載号:2014年11月20日号

被災地に毎月お菓子を届け、コンサートを行うNPO法人「あっちこっち」理事長を務める

厚地 美香子さん

中区西竹之丸在住 47歳

被災地支援で見えたもの

 ○…2011年夏から始めた被災地支援。そのきっかけは、被災地に行った友人からの「今後、被災地では心の癒しが必要だ。音楽にずっと携わってきた君の出番なのでは」という言葉。それまでボランティアに無縁だったが「自分に何ができるのか」と走り出した。

 ○…音楽を始めたのは、ピアニストだった叔母の演奏を聴いたのがきっかけ。4歳からピアノを始め、高校時代に音楽の道に進みたいと決心し、音大へ。仲間とのアンサンブルを夢見ていたが、待っていたのは孤独な練習の日々。そして、ソリストとして活躍できる音楽家はほんの一握りという現状に「若手アーティストがもっと活動できる機会や音楽でみんなが憩える場を作りたい」と自分の将来像を模索し始めた。卒業後はクラシックコンサートの企画運営を行う旧梶本音楽事務所に入社。20年間にわたり営業やマネージメントを学び、夢を実現させるために退社。そして、会社設立を目指してビジネススクールに通っていた時に震災が起きた。

 ○…「自分にできる支援を考えたときに浮かんだのが、自分の好きなコーヒーや手作りのお菓子、そして音楽だった」。各地のボランティアセンターに電話をして受け入れ先を探し、宮城県の七ヶ浜町へ。そして、被災した人たちの心を音楽で癒し、喜んでもらうことは若手音楽家にとってもかけがえのない経験になるはずと呼びかけた。持ち出しも多かった市民団体から始めて丸3年。昨年8月にはNPO法人にも認定され、横浜での活動も増えてきた。「支援活動が自分の目指すべき道を明確にしてくれた。元気をもらったのは私のほうです」と微笑む。

 ○…夫と長男、長女と暮らす。多忙で留守も多かった音楽事務所時代を反省に「今後は家族を第一に」ときっぱり。「仲間と楽しみながら、音楽やアートで街を元気にしてきたい」。人々との出会いで生まれるアンサンブルを楽しんでいる。

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