大阪を拠点に活動する「OSK日本歌劇団」(以下OSK)が12月6日、県立横浜平沼高校(小野力校長・生徒数833人)で訪問ダンス授業を行った。関東での訪問授業は初めて。
OSKは、宝塚、松竹歌劇団と並ぶ日本の三大少女歌劇の一つ。少女歌劇とは、女性だけによって演じられる音楽劇のこと。訪問授業は社会貢献活動の一環として、中学校でのダンス必修化を受け2年前から大阪を中心に行われている。
当日参加したダンス部の生徒45人に対して、OSKのトップスターで中区出身の高世麻央さんをはじめ、団員4人が身振り手振りを交えながら指導にあたった。
同部は今年度、全国大会にも出場している強豪。来年1月末に大会を控えており、部員はプロの技術を学んで生かそうと真剣に授業に臨んでいた。
今回の取組みは横浜市が芸術文化振興事業として力を入れている、「次世代育成プログラム」の1つ。プロのダンス指導を希望していた横浜平沼高校ダンス部を対象に行われることになった。
OSKの脇本寿郎営業部長は「先生方がダンスの指導に苦慮されているというお話を伺って、プロのダンス集団としてなにかお役に立てないかと思い訪問授業をはじめた」と話す。
指導にあたった高世さんは、「覚えが早いし、意欲的。来る前から私たちもわくわくしていた。教えがいがある」と指導に熱が入っていた。
部長の大窪日菜さん(2年)は、「プロの劇団員はオーラが違う。すごく楽しかった。勝つことばかり考えていたが、ダンスそのものを楽しむ気持ちを思い出せた」と目を輝かせていた。
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