理科の実験や講演を通じて環境問題について興味を持ってもらおうと、環境パフォーマーの「らんま先生」による講座が2月19日、市立西中学校(磯部修一校長・生徒数165人)で行われた。
マジックやジャグリングを取り入れた奇抜な科学実験やユーモアあふれるトークが人気で、全国で講演活動を行うらんま先生。テレビや雑誌でも活躍し、2009年には環境省から日本初の環境パフォーマーに認定されている。
今回の講座は、西区が地球温暖化対策推進のため、子どもへの環境教育の一環として2011年度から区内中学校を対象に実施しているもの。今回が4校目。
当日は、同校3年生の生徒55人が参加。遠心力の科学原理を伝える実験では、らんま先生がバランスボールに乗り、水と卵の入った容器を左右の手に持って振り回す大道芸のようなパフォーマンスを披露。
言葉による説明だけでなく、視覚に訴えかけるパフォーマンスに会場から大きな拍手が沸くと、「拍手をするとセロトニンという脳内物質が出て、不安な気持ちが和らぎます」という豆知識も披露して、生徒の更なる興味を引いていた。
また、「環境パフォーマー」という他にない職業を自身で切り開いてきた経験を語りながら「10年後には今はない職業が出てくる。ぜひ好きなことを見つけ、仕事を自分で作って」と生徒たちに夢を持つことの大切さなどを伝えた。
会場の一番前でパフォーマンスを見た山田優佳さん(15)は「すごく迫力があったし、らんま先生の言葉が心に残った」と感動しきりだった。
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