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中区・西区版 公開:2015年5月21日 エリアトップへ

鎌仲監督とバラカンさん ”保養”の取組みを紹介 原発事故後を語る

文化

公開:2015年5月21日

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ピーター・バラカンさん(右)と話す鎌仲監督
ピーター・バラカンさん(右)と話す鎌仲監督

 中区若葉町にある映画館、ジャック&ベティで5月12日、映画監督の鎌仲ひとみさんと、ブロードキャスターのピーター・バラカンさんによるトークショーが行われた。

 同イベントは、原発事故のあった福島とベラルーシ(1986年、チェルノブイリ原発事故)の母親たちが、自分の暮らしや子どもの命を守ろうと模索する姿を捉えた鎌仲監督のドキュメンタリー映画『小さき声のカノン・選択する人々』の公開にあわせたもの。当日は約70人が集まり、同映画鑑賞後に行われた2人のトークに聞き入った。

行動の必要性訴える

 映画では、放射能汚染の高い地域に住んでいる子どもを一定期間、汚染が低い地域で過ごさせることによって、体内の放射性物質を排出させ、病気になるリスクを軽減させることができる「保養」という考え方を紹介。日本の取り組みとしては、2010年までベラルーシから保養に来た子どもたちを北海道で19年間受け入れてきたNPO法人「チェルノブイリのかけはし」が、福島原発事故をきっかけに、関東圏の子どもたちを受け入れる様子などを映画の中で紹介している。

 トークショーで鎌仲監督から映画の感想を問われたバラカンさんは、「とにかく行動がすべてだと思いました。この映画で取り上げられている人は思っていること、考えていることを行動に移している」と印象に残った点を話した。

 鎌仲監督は「何が起きているのかを知って、一人ひとりが行動できるように、背中を押せるようなことができたら」と映画製作への想いを語った。

 また、「福島原発事故後、日本にも全国で保養を提供する市民グループが300近くあったが、国の支援もなく経済的に厳しい状態。現在は半分くらいに減っている」と鎌仲監督は現状を語った。

 ベラルーシでは保養が必要と判断された3歳から18歳の子どもは無料で国立の施設を利用できる環境がある。一方、日本には同様の施設はないという。バラカンさんは「この映画をみていると、日本政府の誠意のなさが伝わってくる」と話していた。

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