西区の伊勢山皇大神宮(池田正宏宮司)で5月15日、例祭が行われた。
神社で行われる祭典の中で最も重要とされる例祭。神宮では創建翌年の1871(明治4)年から毎年行われ、戦前は市内の官公庁を始め、会社や学校全てが休日となって祝う盛大なものだった。現在では、伊勢神宮に倣い、厳粛な形での例祭を毎年行っている。
当日は奉賛会や神社関係者ら約150人が参列。雅楽の音色が響くなか祭儀が始まり、池田宮司が祝詞を読みあげ、奉納品を神前にお供えしたのち、舞姫2人が扇と鈴を使った「浦安の舞」を優雅に奉納した。浦安の舞は近代に作られた神楽で、「浦」は心を指す古語。「浦安」で心中の平穏を表す。前半は扇の舞、後半は鈴の舞で構成され、その美しい舞に参列者も見入っていた。その後、奉賛会会員らが玉串を捧げ、参列者も神事を見守った。
例祭は翌16日に後宮祭が行われ、14日の宵宮祭から始まった3日間の祭典を終えた。
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