中区本牧で5月19日、サッカーJ3のYSCCや障害者団体、民間事業者等が協力して互いに支え合う社会づくりを目指す「本牧サポートプロジェクト」が設立された。障害者が製作した物品の販売会や清掃活動を手始めに、今後、参加団体や活動の拡大をめざしていく。
プロジェクトには、本牧まちづくり会議やYSCC、中区障害者団体連絡会のほか、地元商業施設のイオン本牧店やベイタウン本牧5番街、そして地域メディアからジェイコム横浜とタウンニュースが参加している。
設立のきっかけは、中区障害者団体連絡会(池田信義会長)とYSCC(吉野次郎理事長)が昨年から「どちらか一方が応援するのではなく、互いに助け合える関係が築けないか」と話し合いを続けてきたことによる。その話を聞いた本牧まちづくり会議の高橋敏昭代表が「せっかくなら本牧の街全体で広げられるような活動にしよう」とイオンやベイタウンらに声を掛けて、プロジェクト設立が決まった。
設立会合の参加者からは「いつも障害者が協力を受けるという立場を脱却して、自分たちができることで社会貢献したい」「福祉の充実した街、本牧をめざそう」「みんなでYSCCを応援してJ1に参戦できるクラブに育てあげよう」といった声が聞かれた。
今後は共助で進める取組みやイオンとベイタウンを結ぶペデストリアンデッキの美化活動など、「地道でも一歩ずつ進められる地域貢献活動を模索していきたい」(プロジェクト事務局長・浜口修さん)としながら、周辺自治会や団体・企業など参加者の拡大もめざしていく。
選手も参加して販売会
プロジェクトの初の活動は6月16日(火)の午後1時から3時まで。イオン1階と2階のイスパニア広場で、障害者施設で作ったケーキや小物をYSCCの選手らが参加して一緒に販売会を行うほか、各団体の有志が周辺の清掃活動も行う。
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