2016年度の西区編成予算案がこのほど明らかになった。第3期西区地域福祉保健計画の推進を重点に、38事業に9767万5千円を計上する。予算案は現在開会中の市定例会で審議され、3月25日に議決の見込み。
西区の16年度編成予算案は総額で5億6866万円。そのうち、一般管理費を除いた9767万5千円が自主企画事業費となる。
16年度の事業費で最も重視するのは、4月から始まる第3期「にこまちプラン」(西区地域保健計画)の推進。地区別・区全体計画に基づき、「地域のつながりづくり」の支援を基本として、「安全・安心なまちづくり」「いきいきと健やかに暮らせるまちづくり」「魅力発信・まちの賑わいづくり」などの事業に取り組む。
重点施策とする「地域のつながりづくり」には863万7千円を計上。「にこまちプラン」を推進するため、地域における「顔の見える関係づくり」やそれぞれの地域課題の解決に向けて地域の主体的な取組みを支援する。
また、「安全・安心なまちづくり」には1125万1千円を計上。地域防災では災害時に迅速・的確な活動が行えるよう初動対応訓練などを実施し、区本部や地域防災力の強化を図る。また、減災や自助・共助の推進をめざし、地域特性に応じたきめ細やかな支援も行っていく。
「いきいきと健やかに暮らせるまちづくり」事業には2022万3千円を計上。増加する高齢者を支える地域づくりや地域包括ケアシステムの基盤づくりのほか、働き・子育て世代に区ホームページ上で情報発信するなどして生活習慣病予防の取組みを進める。
そのほか、「魅力発信・にぎわいのあるまちづくり」事業では、横浜道・旧東海道・保土ケ谷道周辺での案内サインの設置や、専門学校生と連携して開発した「まち歩き観光アプリ」などを活用して街の回遊性向上を狙う。
自主企画事業を含む予算案は現在開会中の市会定例会で審議され、3月25日に議決される見込み。
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