西区の宮谷小学校(奈良輪孝雄学校長)で6月17日、力士が学校を訪れて児童と触れ合う「大相撲宮谷場所」が開催された。同校では毎年恒例となっていて、市内でもこの様な取組みはまれ。児童たちは自分たちの何倍も大きな力士と相撲や綱引き、また質疑応答など交流を楽しんだ。
宮谷小学校を訪れたのは山分親方と幕下力士の武玄大さん、武蔵海さん、常陸號さん。「宮谷場所」の会場となった体育館に登場した力士たちは、児童たちから大きな拍手と歓声で迎えられた。
この行事は、以前ある親方が同校区内に住んでいたことから実現し、今では毎年恒例になっているもの。横浜市立の小学校で毎年のように力士が児童と交流を図る行事が行われるのはまれだという。奈良輪校長は「保護者や地域住民の方々が学校運営に積極的に協力してくれる本校ならではの企画。真剣勝負で日々鍛錬を積む本物、プロフェッショナルの方々と触れ合えるのは児童にとって大きな経験になる」と感謝する。
児童の盛大な出迎えで始まった「宮谷場所」。四股や股割りの実演後、いよいよ相撲の取組がはじまり、各学年ごとに力士に挑戦。4人掛かりでいくら押してもビクともせず、児童を軽々と持ち上げる力士の力の強さや、土俵際での攻防が繰り広げられるたび、応援する児童たちから大きな声が飛んだ。その後の質疑応答では、食事の量について「一回の食事でどんぶり5杯は食べる」との回答に大きなどよめきが起きていた。
交流後、山分親方は「目をキラキラさせて相撲を取ったり、質問してくれる児童との触れ合いは力士たちにとっても励みになる。今後もぜひ続けさせていただき、この中から将来の力士が誕生してくれたら」と笑顔で語っていた。
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