8月5日から3日間、地域の子どもたちが制作した「光るペットボトル」が本牧山頂公園の案内通路を照らしだす―、そんな新たなプロジェクトが進んでいる。地域住民らによる初企画。本牧神社の神事「お馬流し」にあわせることで、子どもたちと地域とのつながりを深め、思い出づくりにつなげるねらいがある。
「光るペットボトル」は、空のペットボトルにイラストや文字を描いた紙と7色に光るLEDライトを入れたぼんぼりのようなもの。中区本牧原在住のアーティスト・石渡文さん(34)のアイデア。LEDは3日間、光り続けるという。
このペットボトルづくりは、7月初旬から間門・本牧・大鳥・本牧南の各小学校の「放課後キッズクラブ」など、各校100本を目標に行われている。
また、キッズクラブなどを利用していない子どもたちも参加できるように、八聖殿郷土資料館(7月30日午前10時と午後2時)と本牧地区センター(8月1日から受付)、山頂公園レストハウス(8月5日午後3時)でも行われる。各所定員あり。
5日は、午後4時に本牧神社に集合し、山頂公園へ移動して子どもたちの思いの詰まった光るペットボトルを園内の通路につるす。
「お馬流し」と同時開催
この取り組みは『つながる本牧、つなげる未来へ・ライトアッププロジェクト』と銘打ち、地域住民が企画した。
きっかけは、本牧で地域活性化に取り組みたいと考えていたアーティスト・石渡さんと、大鳥中学校コミュニティハウスの大久保箇子館長(58)との出会いだった。
南区の蒔田公園でライトアップイベントを手がける石渡さんは「地元でも何かしたい」という思いがあり、その思いを知った大久保さんは本牧町1丁目で呉服店を営む羽生田靖博さん(59)に相談。羽生田さんが本牧神社の氏子をはじめ、自治会町内会など地域に理解を得ることで、「お馬流し」(8月6・7日)にあわせた新たなプロジェクトが6月末に動き出した。
7月22日には、間門小学校の放課後キッズクラブで光るペットボトルづくりが行われた。参加した永井莉乃さん(8)は「夏のイメージ。盆踊りとかできたらな」と楽しみにしていた。
石渡さんは「本牧には楽しい思い出がたくさんある」と子どものころを振り返り、「このプロジェクトの一連の流れが、地域の子どもたちやご家族にとって思い出に残るものになれば」と期待する。
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