中区第6地区連合町内会の地域防災拠点である山元小学校で9月24日、拠点訓練が行われ、地域住民ら205人、および同校の児童も参加した。このような児童参加による訓練は今年で3年目。
体育館では、ダンボール製の簡易ベッドや物干し竿と毛布による担架作りおよび体験などが行われた。
中区の職員は、熊本地震の被災地に入った経験から、避難所でのプライバシー保護にダンボールのつい立てが有効だと指摘していた。校庭では、中消防署や山手消防団による初期消火からホースを使用した放水訓練、そのほかにも炊き出しや電話設置、簡易トイレの組み立て、ペット対策のパネルが展示された。
要援護者訓練で連携確認
中区内防災拠点の訓練としては珍しい要援護者対応訓練も行われ、小学校から要援護者を介護用自動車に乗せ、簑沢ケアプラザまで運ぶ行程および連絡体制をチェックした。
同地区の柳島富男連合会長は「まじめにやらないと意味がない。まずは自分の身の安全を確保すること」と話していた。訓練に参加した吉村学さんは、長年の登山経験から自然の厳しさを指摘、「日ごろから意識を持つことは、いざという時に対応できる」と意義を話していた。訓練には松本研市議も駆けつけた。
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