市はこのほど、行政と民間の協働で策定した「エキサイトよこはま22」の方針を踏まえた地区計画の素案を策定した。これは横浜駅みなみ東口地区(西区高島二丁目地内)に関する地区計画で、歩行者用通路の整備方針などが示されている。市は地区計画の2017年度中の告示を目指しており、同計画に関する説明会を1月23日(月)に西公会堂で開催する。
横浜駅みなみ東口地区はこれまで、鉄道により地区が分断され、低・未利用地が多く、駅直近という特性を生かした土地利用がなされていないという課題があった。また、みなとみらい21地区や平沼地区などの隣接地区とのアクセス性の向上も課題とされてきた。
これらの問題を改善し、国際都市横浜の玄関口にふさわしい都市空間を形成するため、市が「エキサイトよこはま22」などの方針を踏まえた都市計画素案を作成。「エキサイトよこはま22」は、国際都市としての横浜駅周辺地区のまちづくりの方向性を市が民間と協働で09年に策定したもの。
都市計画市素案では、デッキ・地上・地下それぞれの歩行者用通路の結節点としての立体的な「ターミナルコア」の整備の方向性が示されており、駅全体では計6つのターミナルコアが整備される予定。
みなみ東口地区では、このターミナルコアを中心として、東口の地下街やJR南改札へとつながる歩行者用通路を整備し、駅の東西および地区内における人の動きの円滑化、隣接地区へのアクセス性向上を目指す。市都市整備局は「歩行者ネットワークの計画を具体化しながら、商業・業務施設などの建築計画も進めていければ」としている。
説明会は横浜駅徒歩10分の西公会堂=西区岡野1の6の41=で1月23日(月)午後7時から。申込不要。聴講希望は当日直接会場へ。地区計画素案についての問い合わせは都市整備局都心再生課【電話】045・671・4051へ。
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