横浜環状鉄道の根岸延伸を求める要望書を5月に市に提出した「本牧まちづくり会議」(高橋敏昭代表)は、同路線整備に市の一定の理解が得られたとして、同路線実現を広く働きかけていく方針を示している。
新本牧地区は戦後36年間、米軍に接収されていた。解除後は市による区画整理事業で官民一体となる街づくりを進めてきた。まちづくり会議によると、その計画の基盤になる人口計画や商業規模などは地下鉄が通ることを前提として策定されていた。しかし、1990年に地下鉄計画がとん挫。その後、元町・中華街から根岸までの事業の見通しがたたない状況となっていた。
そこで同団体は、当初の計画も踏まえ、地下鉄早期開通により歴史とブランド価値のある本牧の街の発展を加速させたいとして、改めて早期着工・開通を市に要望した。
要望に対し市は、「元町・中華街〜根岸間については、本牧地区の活性化にもつながる路線と考えている」としつつも、現状、事業性の確保に課題があるとして「長期的に取り組む路線としており、他の路線の進ちょく状況をみながら、整備効果や事業性を高める方策を検討していきたい」と回答している。
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