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中区・西区版 公開:2017年9月21日 エリアトップへ

8月末に来館者50万人を達成したJICA横浜・海外移住資料館の館長を務める 朝熊 由美子さん 中区在勤 53歳

公開:2017年9月21日

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多文化共生の推進に尽力

 ○…入館30万人を突破したのが開設から12年目の2013年3月。それから4年半で50万人を超えた。神奈川県や横浜市をはじめ地元企業、地域の学校など様々な団体の協力もあり、徐々に「海外移住資料館」の存在が浸透、近年は来館者が伸びているという。この節目を館長として迎え「大変うれしい。誇らしい」と満面の笑みで話した。

 ○…同資料館は、日本人の海外移住の歴史と日系人の活躍について理解を広めようと2002年、JICA横浜とともにオープン。当時、みなとみらい地区の開発は緒に就いたばかりだったが今では商業施設が立ち並び、資料館では美術館など近隣施設との連携企画も展開。また、記憶に新しいリオ五輪の聖火トーチを展示するなど話題性の創出にも力を入れる。「親しみやすい切り口で、一人でも多くの方に足を運んでもらいたい」と言葉に力が入る。

 ○…昨年4月に着任。それまではインドやブータンに赴任し技術協力や資金協力の分野に携わっており、北米や中南米地域に関わる仕事は今回が初めて。館長として「日系人社会との連携は日本にとって非常に大切」と語った。また館長であると同時にJICA横浜の所長でもあり、海外から研修員の受入や国際協力への市民参加支援、中小企業の海外進出サポートなどの事業にも目を配る。

 ○…大阪の出身で大学卒業後、都内の証券会社へ。そこで身に付けた金融の知識を国際協力に活かせたらとJICAに転職した。昨年まで赴任していたブータンは、高地ということもあり健康管理も重要な仕事。「そのころから筋トレするようになりました」と、今ではスポーツジムで汗を流すのが気分転換という。「歩いて巡ることができる魅力ある街」と評する横浜は、過去に海外移住者を送り出した港を持つ歴史ある場所だ。その地で、多文化共生の推進と中南米と日本との懸け橋の役割を果たしていきたいとする。

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