市民病院が進める生活習慣病予防啓発活動に協力し、市民の健康管理と横浜の食文化に寄与したとして、市内の料理店や料理人の団体が11月9日、横浜市から感謝状を授与された。
表彰されたのは、創業145年を迎える関内の老舗天ぷら店「天吉」(原茂男店主)と、横浜を愛する和・洋・中の食のプロフェショナルたちの団体「横浜ガストロノミ協議会」(今平茂理事長/霧笛楼総料理長)。両者は2010年から市民病院と共同で脱メタボなどをテーマにした料理教室や健康レシピの作成・配布などを行ってきた。表彰に際し天吉の原店主は「今後も生活習慣病を減らす一助になればと努力する所存です」と心境を述べた。
贈呈式ではガストロノミ協会会員の霧笛楼=中区元町=と市民病院が「入院中にこそ美味しいものを食べてほしい」と共同開発した「スープ・ドゥ・レギューム」の発表も。
このスープは材料に動物性のものを使わず、玉ねぎやしいたけ、昆布など9種類の野菜のみを使用。約1年かけて今平総料理長らと病院がレシピを考案し、素材ごとに切り方を変えるなど美味しさを引き出す工夫が詰まっている。手術後など食事制限のある入院患者へ提供される。
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