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中区・西区版 公開:2011年1月6日 エリアトップへ

新春区長インタビュー 今年の区政を聞く

公開:2011年1月6日

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 2011年の年頭にあたり、本紙では中区・西区の各区長に新春インタビューを行い、昨年の感想や今年の重点施策を聞いた。

つながる「和」で支え合い 中区長 中上直さん

―昨年は、11月にみなとみらいを会場にAPEC首脳会議が開催されました。

中上―はい。区民の皆さまにはいろいろと御協力いただき、誠にありがとうございました。中区では、中区警戒本部を設置し、危機管理計画を策定して会議に備えましたが、おかげさまで、無事会議を終えることができました。警察や消防、関係団体と協力して、APEC協力会を立ち上げ、防犯パトロールを実施したりしました。

 さらに、中区民祭り「ハローよこはま2010」をAPEC横浜開催記念とし、初めて横浜公園~日本大通りで開催しました。過去最高54団体の協賛と新規出店は17団体あり、来場者も12万人を数えました。これらの取組で得た協力体制や、信頼という成果を財産に、今後の区政にしっかりと生かしていきます。

―ほかに区が取組んだ主な事業や成果を教えて下さい。

中上―「すくすくモバイル事業」では、子育て中の養育者向けに携帯電話を活用した情報配信を開始しました。また、「安心子育て応援事業」では企業、事業者の協賛を得て、養育者が気軽に参加できる子育て支援の仕組みを作りました。

 「3障害一体サービス提供施設整備推進事業」では、建設委員会の活動を通じ、施設の愛称募集や建設資金の収集、広報に努めました。「多言語広報事業」では、政令市の区単位では初めて中国語広報紙を発行しました。「中なかいいネ中区地域福祉計画推進事業」では、委員会や地区での話し合いを重ね、区民意見募集にかける第2期計画の素案をまとめました。

―今の中区の課題、また今年の重点取組などは。

中上―中区では(1)こどもが健やかに育つ環境づくり(2)高齢者を見守る地域のつながりづくり(3)初黄・日ノ出町地区、寿地区などのまちづくり(4)増加する区内在住外国人への対応(5)区民満足度アップに向けた中区庁舎の機能強化などの課題を抱えています。そこで、地域のさまざまな団体や区民が、つながる「和」で、こども、高齢者、障害者や外国人等を支え合い、「安全なまち・安心な暮らし・元気な中区」が実現できるよう、現場目線でぬくもりのある施策に取り組みます。

―最後に区民へメッセージをお願いします。

中上―横浜市が策定した「横浜市中期4か年計画2010~2013」~市民と歩む「共感と信頼」の市政~では、横浜版成長戦略として、観光や健康づくりなど、将来を見据えて取り組むこととしています。また、3月には中区地域福祉保健計画「中なかいいネ」の次期5か年計画の策定を予定しています。

 私をはじめ職員一同、「中期4か年計画」や「中なかいいネ」のもと、区民の思いにしっかりとつながり、共感し、そこから生まれた信頼をもとに「正確」「迅速」「誠実」な姿勢で課題解決に向けて取り組んでいきます。


「街をつなぐコーディネーターに」 西区長 芳賀宏江さん

−就任から1年が経ちました。改めて西区の印象をお聞かせ下さい。

芳賀−この一年、区内をくまなく回らせて頂きました。面積も人口も市内で一番小さくても、その分凝縮しているというか、多彩な顔を持っている街だなと。昔ながらの温かい人の繋がりや風情を残しながら、街としてのポテンシャルも高い。

 一番印象に残ったのは、学校と地域の連携の強さです。学校が地域コミュニティの核となり、お互いに盛り立てあう関係は市内でも随一だと思います。

−昨年は11月にみなとみらいでAPECが開催されました。西区の取組や成果は。

芳賀−地域の皆様のご協力のおかげで無事に開催することが出来ました。ありがとうございました。横浜市全体としては、林市長が提案していた「おもてなしの心」でお迎えできたと思います。

 西区では、区民や企業、行政が一緒に、横浜駅周辺で、喫煙禁止、放置自転車対策や、まちの美化・清掃活動に取り組むほか、厳しい警戒態勢に協力してまいりました。

 そして大切なのは、これからです。今回の成果を活かし、横浜や西区の魅力をもっと積極的に国際的にも全国的にもPRしていくことができればと思います。

−その他に昨年区が取り組んだ主な事業や成果を教えてください。

芳賀−昨年は「スマイル・ポート」(西区地域子育て支援拠点)をみなとみらいに1月に開設しました。登録者が現在3千人を超える人気です。更に身近な拠点として、12月に「地域子育てサロン」と区役所内に「キッズスペース」をオープンするなど、地域と行政が協力して子育てを応援する仕組み作りを進めてきました。

 また、緑の少ない都心部ならではの緑化施策として「にし緑化指針」を策定したほか、温暖化対策として区内全域で地域や企業と協力してライトダウンや打ち水などにも取り組んできました。

−今の西区の課題、そして今年の重点取組などは。

芳賀−西区では、この10年間で人口が20%以上増えてきており、新しい区民の方々にも、ぜひ地域活動に参加していただければと思います。地域での温かな支え合い、つながりづくりが浸透していくよう、引き続き「にこやか しあわせ くらしのまちプラン」の推進に取り組みます。

 また、MM地区に代表される新しい地区と既成市街地のつながりづくりを進めていくことも課題です。加えて企業や事業者と地域の連携を深めていければと考えています。

−最後に区民へメッセージをお願いします。

芳賀−今年は、区民の皆様をはじめ、企業で働く方々、西区を訪れる人々が快適にすごせるよう、街と人をつなぐコーディネーターとして、魅力あるまちづくりを進めていきたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願い致します。

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中区長 中上直さん

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西区長 芳賀宏江さん

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