本牧ジャズ祭、一夜の"復活" 資金集め「第30回開催」目指す
「YOKOHAMA本牧ジャズ祭」が今週末、一夜の”復活”を遂げる。1981年にスタートし、昨年30回の節目を迎える予定だったが、資金難などにより開催が中止になった同ジャズ祭。実行委員会では「今年こそ30回目を開催するためのよいきっかけにしたい」と意気込んでいる。
29日6時開演
「YOKOHAMA本牧ジャズ祭2011冬の陣」は1月29日(土)、横浜市開港記念会館を会場に行なわれる。午後6時開演。
当日は、カリスマオルガンプレーヤーKANKAWAさん率いる「THE KANKAWA BAND」、ピアニスト兼シンガー、グレース・マーヤさんという、実力派ミュージシャンの出演が実現した。
また会場では同ジャズ祭の「アーカイブコーナー」が設置され、過去29回のポスターや写真、関係資料などが多数展示される。実行委員会では「新しいファンには横浜のジャズシーンを知る機会として、昔のファンには同窓会の気分で楽しんでもらえれば」と話す。
半年かけ準備
1981年にスタートした「本牧ジャズ祭」は、毎年8月の最終日曜日、本牧市民公園運動場を会場に開催されてきた。実行委員会形式で市民主体のジャズイベントとしては、草分け的存在としても知られる。
昨年は30回目という節目の年となる予定だったが、近年の観客減少によるチケット収入の減収に加え、天候不順で中止になった回の累積赤字などにより、昨年6月に中止を発表した。ただ、実行委員会ではその直後から「来年こそは30回目を開催したい」という声があがったという。そこで資金を集めるために「冬の陣」の開催を決め、約半年をかけて準備を進めてきた。実行委員の加藤寛さんは「今後は若いファンの開拓や地域との連携なども模索していきたい」と話している。
チケットは発売中で前売3500円、当日4000円。問い合わせは【携帯電話】080・4183・1580へ。
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