交通栄誉賞の最高位「緑十字金賞」を受賞した 渋谷 慎一郎さん 相鉄ホールディングス(株)特別顧問 72歳
横浜と歩み続けた半世紀
○…(財)全日本交通安全協会の交通栄誉賞として最高位の『緑十字金賞』を、1月17日に受賞した。西区の戸部交通安全協会の一員として、交通安全の啓発活動に長年携わってきた功績が評価された。「私にはもったいないほどの賞を頂いた。活動を評価し、推薦して下さった戸部交通安全協会の皆様に感謝しています」。
○…昭和39年に相模鉄道に入社し、45年間ずっと総務畑を歩み続けてきた。地域や警察と関わりを持つようになったのは、昭和50年代に企業が警察と協力して反社会的勢力の介入を防ぐ「神奈川県企業防衛対策協議会」に同社が加入し、担当したのがきっかけ。それ以来、西区に本社を置く企業の地域貢献活動の一環として交通安全協会などに参加してきた。「地元に奉仕するのは当然のこと。様々なお付き合いをさせていただいたことで、地元との人の繋がりは相鉄グループの中でも私が一番広いのでは」と柔らかな笑みを見せる。
○…現在は相鉄ホールディングス株式会社で特別顧問を務める。同社副社長や同グループの相鉄ホテル社長を歴任。今でもホテル(横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ)に毎日顔を出し、「旅館の番頭さんのように従業員に目を光らせているよ」と白い歯を見せる。”相鉄マン”としての歩みはそのまま横浜駅の発展と重なる。その目に横浜の未来はどう映るのか。「入社当時は西口の第一期開発が終了したころ。横浜高島屋やダイヤモンド地下街が完成し、街の賑わいを見せ始めていた。それから半世紀が経ち、今年は駅周辺の大改造計画が始まる。何度も生まれ変わる力を持っているのが横浜の魅力だね」。
○…茅ヶ崎で生まれ育ち、県立湘南高校、早稲田大学卒。現在も同市内に暮らす。今後は「会社は若い人に任せて、もう隠居の時期。でも、西区のお役に立てることがあればいつでも来ます」。その経験や人脈の広さは、まだまだ周りが放すことはないだろう。
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