市内の今年1月1日から8月31日(速報)までの救急件数は11万274件と、昨年の同時期より5444件増加していることがわかった。搬送人員のうち、入院を要さない”軽症”が約半数を占め、その中には緊急性のないものやタクシー代わりの救急要請といった、いわゆる”救急車の不適正利用”の事案もあるという。
同発表によると市内18署中、救急出場件数が最も多いのは中消防署管内の9367件。昨年の同時期比734件増と増加率も市内最多となった。
これを受け中消防署では、救急車の適正利用を呼びかける取り組みを実施している。今月から横浜ベイスターズで抑えのエースとして活躍中の山口俊選手を起用した啓発ポスターを製作したほか、同署所有の救急車5台の後部窓ガラスに広報文を貼るなどして呼びかけている。
同署では「高齢化や熱中症の増加といった増加要因を加味しても急増している。本当に必要としている人のもとに、救急車がいち早く到着できるように、適正な利用について考えてほしい」と話している。
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