神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2011年11月17日 エリアトップへ

横浜市 脱温暖化住宅販売へ 産・学と連携、11棟を整備

社会

公開:2011年11月17日

  • LINE
  • hatena
一般公開されている脱温暖化モデル住宅(緑区)
一般公開されている脱温暖化モデル住宅(緑区)

 横浜市では、低炭素社会の実現に向け、市と市内企業、大学三者で連携して進めている「横浜市脱温暖化モデル住宅推進事業」の一環で、市有地(緑区)に脱温暖化住宅11棟を整備する。先月末からモデル住宅が一般公開され、今月下旬から販売が開始される。

CO2半減を目指す

 この事業は産・学・官が連携して脱温暖化モデル住宅の整備を誘導するもので市民への普及、環境配慮型まちづくりのモデル構築、市内企業参加による経済活性化などを目的としている。

 市内の新築戸建住宅で現状、国が定める『次世代省エネ基準』を満たしているのは2割とされる。市では今年4月に策定した地球温暖化対策実行計画の中で、2020年度までにすべての新築戸建住宅を基準に適合させることを目指しており、同事業はその一環に位置づけられている。

 販売は横浜市住宅供給公社に委託し、販売区画は11区画。定期借地権制度を利用し、価格は3600万円(土地保証金400万円込み)から予定。自然採光、通風を考えた住宅の配置、太陽光発電パネル、消費エネルギーを表示するHEMSの設置など、一般仕様住宅と比較し、CO2削減50%以上を目指す。

 設計、施工、マスタープランを市内大学や事業者から公募、選定された9者が関わる。施工会社として参加する岡山建設株式会社(本社西区)の担当者は「設計や配置の意図を踏まえた提案ができた。計画、設計、施工、各視点が盛り込まれている」と話す。

2週間で見学70件

 一般公開から2週間で来場件数は70件。販売担当者は「100件を目安にしているが、予想以上の反響」という。見学に訪れた女性は「エコへの意識が高まる。維持費、購入費を考えて購入を決めたい」と関心を寄せる。

 市は、住宅購入者に提供してもらう屋内の気温湿度データを公開していく。「市民の環境意識向上や企業の技術開発のほか、2015年度に予定する次の住宅モデルに生かす」としている。
 

中区・西区版のトップニュース最新6

「横浜BUNTAI」開館

4月1日

「横浜BUNTAI」開館

こけら落としは「ゆず」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

池辺前館長、音楽祭で新作

MMホール25周年

池辺前館長、音楽祭で新作

長田弘さんの詩から着想 

3月14日

自治会町内会へ入ろう!

いざという時に一番の頼りになる身近な存在、それが「自治会町内会」

http://www.naka-kurenkai.org/entry/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

  • 12月21日0:00更新

中区・西区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook