旅行者向け英語情報サイト「ジャパン・ツーリスト」の神奈川県の責任者を務める ラリー・ニフィングさん 中区池袋在住 53歳
神奈川の魅力を海外に
○…「長年日本に住む者として、今こそ日本の素晴らしさを海外に伝えたい」。東日本大震災の影響で大幅に減った日本への外国人観光客を呼び戻そうと、11月から始まった英語情報サイト「Japan Tourst(ジャパン・ツーリスト)」で、神奈川県の責任者を務める。
○…サイトの特徴は、既存の観光ガイドと違って全国の在住外国人や日本人の所属ライターがそれぞれの地域の「地元の人しか知らない口コミ情報」などを掲載し、「有名観光地だけではない、日本の本当の魅力を発見してもらおう」というもの。神奈川県内でもすでに15人のライターが所属し、50本の記事が掲載されている。「いろいろな人々とコラボレーションして神奈川の魅力を伝えていきたい。1年後には300本以上の記事を掲載するのが目標」。エネルギッシュな語り口で意気込む。
○…「サイトでは日本人の素晴らしさも伝えたい。この30年で私が感動した”日本人の心”や人情、温かさに触れてもらいたい」。アメリカ・ニューヨークに生まれ育ち、1980年に来日。東京や鎌倉を経て、5年前から中区で暮らす。本業は都内で企業向けの英語やビジネススキルのトレーニングを行うコンサルティング会社の代表を務めている。「海が好きなので横浜は最高です。一番のお気に入りスポットは我が家から眺める根岸の風景です」と白い歯を見せる。
○…本業以外にも音楽プロデューサーや写真家、小説家としての顔も持つ。忙しさを象徴するように、自宅にはテレビがないという。「妻と2人して夜まで机に向かっていることが多い。お互い家でのんびりテレビを観て…って柄じゃないし、忙しいけど楽しくて、充実しています」と笑う。「将来は仕事を引退して、このジャパン・ツーリストや音楽家、写真家としての活動に専念したいね」。子どものような純粋な瞳で嬉しそうに話した。
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