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中区・西区版 公開:2012年11月29日 エリアトップへ

NPO法人「HamaBridge濱橋会」の理事長 荒井 浩さん 中区吉田町在住 47歳

公開:2012年11月29日

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まち・世代をつなぐ橋に

 ○…横浜に新しい「橋」が誕生しようとしている。もっとも、つなぐのは場所ではなく人。関内・関外地区の人や企業によるネットワークを構築することで、より魅力的なまちづくりを目指す「濱橋会」だ。その理事長として「様々なまちをつないで統一感のあるイベントやまちづくりを仕掛け、もっと元気な横浜を発信したい」と意気込む。

 ○…従来はそれぞれの地域が特徴を活かすことで活気が生まれる一方、「隣のまちがどんなイベントをやっているか分からない」状態でもあった。「このままでは横浜はバラバラになってしまう」。強い危機感が会を設立するきっかけとなった。参加を呼び掛けると、思いを同じくする20〜40代の若手が瞬く間に集まり熱い議論を交わしている。今後はネットなど様々なツールを活用しながら、地域間の連携を深める考えだ。

 ○…普段の顔は吉田町の老舗天ぷら店「登良屋」の2代目。「本当は継ぐ気なんてなかった」と笑うように、大学卒業後は自動車関連のプロダクションに入社。バブル期でもあり、華やかな世界も垣間見た。しかし3年でサラリーマンにピリオドを打ち、1年間大阪の割烹料理店での修業を経て店に入った。「僕たちの仕事は本当に正直な商売。ごまかせばお客さんはたちまち離れてしまう」。その厳しさと楽しさを噛みしめながら店に立ち続けている。

 ○…11月2日にNPO法人の認証を受けるなど、「濱橋会」はいよいよ活動を本格化させる。現在は1月に開催されるイベントの参加に向けた準備が進む。商売との両立は「思った以上に大変」だが、会で出会った若い世代の柔軟な発想はもちろん、これまで街を作り上げてきた「長老」たちの行動力にも改めて刺激を受けているという。そして「両者をつなぐことができるのは、間に立つ自分たちの世代しかない」という思いを新たにする。その熱意がかける橋の向こうには、新たな横浜の姿が見えるはずだ。
 

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