「本牧ストリートBEER-1グランプリ」の仕掛け人 昌山仁大(きみひろ)さん 中区麦田町在住 35歳
歴史ある本牧を一つに
○…「このイベントがきっかけで、より本牧の絆が強くなれば」。6月1日から1カ月かけて開催される「本牧ストリート BEER―1グランプリ」を発案し、取り仕切る。初開催とあってゼロからのスタートだが、「みんな地元のために何かをしたいという気持ちが強く、参加店集めには苦労しなかった。本牧といえば以前映画館などがあった付近をイメージされることが多いが、今回は麦田町から間門までをひとくくりにして、これまでとは異なる”本牧”をアピールしたい」と目を輝かせる。
○…今年で創業32年を迎える「やき鳥・纏(まとい)」の2代目。本牧で生まれ育ち、大学では政経学を専攻。映画が好きで、「配給の仕事をしてみたい」と大学卒業後に宣伝の専門学校へも通った。8年前に実家を継ぐことになったが、当時学んだPR術は今でも生かされているという。今回のイベントでもチラシやポスター作りから手掛けた。「あとはそれぞれのお店でお客さんやご近所の方に参加を呼び掛けてもらえれば。会話の話題にしてもらうことが目的ですから」と声を弾ませる。
○…店に立つようになった頃からますます本牧に魅了され、テニス発祥の地である山手公園をはじめ、ビールや吹奏楽など色々な発祥地が地元にあることを知った。特に山手公園は店のすぐ近くに位置しており、愛着は人一倍。4年程前には同園の愛護会を立ち上げ、アジサイの植樹や設備の修繕などを行っている。「歴史がある街なのに、あまり知られていないのはもったいない」と地元商店街の青年部会にも積極的に参加し、先頭にたって地域を盛り上げている。
○…現在は、店の仕事に加えイベントの準備で多忙だが、「家ではすっかり育メンです。本当に可愛いですよ」と1歳半の愛息子にぞっこんの様子。「将来的には子どもたちが一層愛着を持てるような街になってほしい」。その目には新たな本牧が見えているに違いない。
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